オートキャンプのこだわりのその4のキャンプ料理の中から二つ紹介します。
一つ目は、ダッチオーブンを使ったスタッフドチキンです。ダッチオーブンは直径30cmの鉄鍋で、蓋が重くかつ蓋の上にも炭を載せて上下から熱を加えることができます。スタッフドとは、丸鶏のお腹の中に鶏のレバーやハツを刻んでお米や生パン粉とともにいためたものを詰め込むことをいいます。お腹に詰め物をした丸鶏をアルミ箔をひいたダッチオーブンに入れ、最初は鍋の下からの火だけで1時間位焼きます。途中30分位で蓋の隙間から蒸気が出始めたら鶏のまわりに野菜をいれます。じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ズッキーニなど何でもかまいません。1時間焼いたら、今度は蓋の上に炭を載せて上下からさらに40分程度焼けばできあがりです。取り出した丸鶏をお皿の上でさばいて、お腹の中の詰め物を添えて食べると最高です。1kg位の丸鶏だと10人もいるとあっという間になくなります。ダッチオーブンは鋳鉄ですので、最初のならしと使った後はきれいに洗って乾かして油を引く処理が必要で多少手間がかかりますが、使い込めば使い込むほどいい感じになります。もっとも最近は値段は倍以上しますがステンレス製のダッチオーブンもあり、こちらはお手入れは簡単です。
完成したスタッフドチキンです。
二つ目は、豚バラブロック肉の炙り焼きです。これは調理方法としては極めて簡単で豚バラブロックに鉄串を2本通して、炭火で4面をじっくりと炙るだけです。我が家では肉に塩も胡椒もふらずにそのままで2時間から2時間半程度炙り続けます。この時に大切なことは、豚肉からたれた脂が炭火に落ちないようにすることで、我が家では LOGOS のロータスファイアーベースと呼ばれる器具を使って炭を45度位に傾け、私が持ち焼き網3枚をリングでつないだ冶具を使って肉の位置を調整しながら炙っています。脂が炭火に落ちると燃え上がって肉が真っ黒になってしまいます。
炙っていくと肉の脂が滴り落ちて、肉そのものは最初の大きさの7割程度に焼き縮みます。肉の中まで火が通れば完成ですが、切ってみて火が通っていなかったら切り身をさらにバーベキューコンロで焼けば大丈夫です。完成品の写真がなくて残念なのですが、完成品はベーコンブロックのようで、薄く切って塩をかけて食べるとこれまた最高です。なぜ完成品の写真がないかというと、できるとすぐに写真を撮るまもなくみんなで食べてしまうからです。
この料理は、炭火を絶やさないようにすることと肉の表面を焦がさずに肉に均一に火が通るように肉を回転させることが必要で、調理人には忍耐力がいります。最初は肉に竹串を通して地面に刺して炭火との距離を調整していたのですが、不安定で難しかったので写真にあるもち焼き網の冶具を作りました。
