NTT伝送システム研究開発経験者,槇一光のブログ

技術の先を読むには

自分を中心に世の中はまわらない

技術の先を読むためには世の中を広く見ることが必要になります。これは、技術動向だけを見ていれば良いのではなく、社会状況や経済状況の変化も含めて見る必要があります。自分が持っている技術で十分と思っていると、突然、外部条件が変わって自分が持っていた技術が陳腐化してしまうことも起きます。要するに、自分を中心に世の中はまわらないのです。

 

時流を読み、時流に乗る

繰り返しになりますが、世の中の流れを読むことは、今後どんなシステムを作ればよいか、それにはどんな技術が使えるかということを読むということです。日本の携帯電話は独自の高度化を遂げて、ガラパゴス状態だといわれてきましたが、ここにきて世界の動きが変わり始め、インターネットアクセスできる携帯電話が世界各地で普及し始めています。時流は変わるのです。ただ、日本の携帯電話機メーカーさんがこの世界の時流に乗れるかどうかは疑問が残ります。時流に乗れれば商売としてうまくいくことになります。

 

世の中で広く使われているものを使う

世の中で広く使われているものは、時流に乗っているものであり、大量に安く供給されます。そこに使われる技術は、技術として成熟したものでありやがてコモディティ化して誰でもが使えるものになります。システムに使う技術は、特殊なものよりは世の中で広く使われているもののほうが、作ってくれる企業もサポートしてくれる企業も多くてよいといえます。ただし、システムに何らかの付加価値をデザインなりブランドなりでつけないと埋没してしまいます。