動機付けを明確にする(情報の共有)
人の力を引き出すマネジメントを行う上で一番重要なことは、「何のためにこのシステムを作るのか?」あるいは「このプロジェクトの目的は何か?」といった動機づけを明確にすることです。これは情報の共有ということで、プロジェクトマネージャーだけが情報をにぎって、プロジェクトのメンバーには何も知らせないということでは部下は働く気になりません。
プロジェクトマネージャーが、プロジェクトの目的、現在の状況、今後起こりうるリスク等をきちんとメンバーに説明しないと、下から悪い情報は早く挙がって来ません。
コントロール感のある仕事をやらせる
部下にコントロール感のある仕事をやらせるということは、プロジェクト全体の進行は決められたスケジュールで行うわけですが、個々のメンバーが担当する仕事の進め方は、あたかもその個人が自分で決めて進めていくような感覚にすることです。これについては別の項目で述べたいと思います。
段階的に達成感を味あわせる
プロジェクトマネージャーは部下のメンバーに、段階的に達成感を味あわせることがメンバーの力を引出すことになります。大規模ソフトウェアの開発などでは2年ぐらいの長丁場になります。そうすると、3カ月ぐらいごとに、ああここまで出来たね、やったね、そういう達成感を味あわせることが必要になります。遠い目標に向かってひたすら馬車馬のごとく走れというだけではなかなかうまいマネジメントはできないので、この段階的にというマイルストーンをつくって、そこに達したならばよかったねという、そういう形です。
