NTT伝送システム研究開発経験者,槇一光のブログ

システムコンセプトを作る

ゼロベースの開発では最重要

システムですからコンセプトといいますか、ものの考え方が大事です。考えているだけではだめなのですけれども、システムコンセプトを作って、その上で全体を組み立てていくことが必要です。特にゼロベースの開発では非常に重要なことです。このコンセプトが間違ってしまうとなかなかよいものはできません。

 

わかりやすさ、考え方が見えるものを作る

コンセプトは、わかりやすさとか考え方が見えるものを作る必要があります。それと、決めたら全体を統一することが必要です。これは新しい通信システムを作るときに、装置を安くしようということだけでなく、その装置が使われる環境や運用方法まで含めてコンセプトを作ることが大切です。その原則は、構成のシンプル化と運用の簡易化の二つが大もとの考え方です。この考え方自体は、別に大したことというわけではありません。

 

決めたら全体を統一する

このベースの上に立って、新しい通信システムにやったことは何かというと、それまでは通信機械室に人が入って保守をしていた。通信機械室に人は入らなくても保守できるようにしましょう。それまでの装置は自然空冷でなければいけない。それにしばられたら装置全体が大きくなってしまうから強制空冷も使いましょうということです。そういう意味では、基本的な考え方に沿って先々の状況の変化というものを読んで、かなり大胆に前提条件を変えていく。そのときに、寄って立つ考え方はといったら、このコンセプトというところに端を発して、それからきちんとつながっているというのがわかりやすく見えていないとだめです。