NTT伝送システム研究開発経験者,槇一光のブログ

開発リーダーとしての心得

自らの退路を断つ

システム開発プロジェクトは、限られたお金や人のリソースと限られた時間の中で進めるものですから、開発リーダーとしてのマネージャーの態度に緩みがあってはいけません。自らの退路を断ち、絶対にやり抜くという強い信念と自信にあふれた態度でプロジェクトを引っ張って下さい。開発リーダーが自分に逃げ道を作ってしまうと、開発リーダーの交代というプロジェクト崩壊の第一歩が始まります。

 

人の和を作る

ハードであれソフトであれシステム開発プロジェクトは人間が行うものですから、そこに参画する人たちの心がひとつになっていないとうまくいきません。成果主義ということで個人個人の目標を立て、その達成度で成績をつけることが一時期もてはやされました。この成果主義は、非常に能力が高く一人でソフトウェアを開発できるような技術者には適用出来るかもしれませんが、日本人はグループで成果を出すことが得意なので日本には定着していません。プロジェクトのメンバーの人の和を作ることは、開発リーダーの役目です。

 

謝ることはリーダーの役目と自覚する

開発リーダーはプロジェクトを任された責任があるのですから、対外的な全ての折衝の責任があります。といっても、プロジェクトを推進する中で開発リーダーが褒められることは、あったとしてもうまく完成した時の1回だけで、あとは色々なトラブルに関して謝ることばかりです。プロジェクトのメンバーは、開発リーダーが責任を取って自らが顧客のところへ謝りに行く姿を見れば、この人にために頑張ろうという気持ちになります。反対に、開発リーダーが部下に謝りに行かせるようではそのプロジェクトはうまくいきません。