NTT伝送システム研究開発経験者,槇一光のブログ

開発リーダーの仕事

ビジョンを示すこと

5年先に自分たちの仕事がどうなっているかを示す物がビジョンです。3年先までは事業計画で、近場は開発計画で仕事の将来像が見えますが、それだけでは開発メンバーのモチベーションを高めることは難しいと思います。5年先の姿を確定的に述べることは難しいことですが、社会の要請の変化と技術の流れを読んで、開発リーダーとしてのビジョンを示すことが大切です。

 

メンバーが仕事のやり易い環境を整えること

開発リーダーの重要な役割のひとつは、メンバーが仕事のやり易い環境を整えることです。ここで言う環境とは、物理的な職場環境のみならず人的リソースから予算を含めた広い意味の環境をいいます。言って見れば、開発メンバーに対する鞭と飴の飴に相当するものです。メンバーからみれば、このリーダーは自分たちを大切にしてくれている、そういうリーダーだからついていこうということになります。

 

顧客に謝ること

システム開発では、全てが順調にいってトラブル無く開発完了を迎えることは、まずありません。小さいトラブルが重なるようだと、そこには結構根の深い原因があります。それが顧客からの仕様変更によるものであることは多々ありえます。顧客側の担当者と開発メンバーの間では仕切りきれないような場合には、開発リーダーが顧客の責任者に話をする必要があります。この時、良いシステムを納期までに完成させるという顧客側と開発側の共通意識を醸成するために、開発リーダーは下手にでて謝りながら実をとることも大切です。 勿論、大きなバグをだして顧客に迷惑をかけるような場合には、開発リーダーが謝りにいくことは必須です。これを開発メンバーまかせにして、自分の責任を回避するようなリーダーには人はついていきません。