NTT伝送システム研究開発経験者,槇一光のブログ

技術の先を読むには

本流を見極める

システム開発において採用する技術は、そのシステムが社会インフラに関わる度合いが高い物ほど本流の技術である必要があります。本流の技術とは、過去の開発経緯を振り返れば分かるのですが、筋が良くてある程度枯れた技術をいいます。システムが長期に渡り安定して稼動するためには、開発時に技術の本流を見極めることが大切です。

 

先端技術がものになるまでには時間がかかる

システム開発時に、その時の先端技術が魅力的に見えても、その先端技術が本当に使いものになるまでにはいくつかのトラブルを経験することを覚悟しなければなりません。世の中で広く使われることにより、先端分野では見えていなかった技術上の問題点が見えてくるからです。

 

初物には注意(First Userにはなるな)

先端技術ではなくても、新製品ですと売り込まれる部品を安易に取り入れることは、自分たちがその新製品のデバグをすることを覚悟しなければなりません。"First Userにはなるな"というと、随分後ろ向きに思えるかもしれませんが、開発期間が短い場合には新製品の採用には注意しないと思わぬ開発遅延を招くことになります。

 

技術の世代交代を知る

技術の世代交代とは、アナログ技術からデジタル技術、メタリック技術から光ファイバー技術というような、技術の大きな変革をいいます。技術の変革期には必ず両世代の技術を組み合わせたハイブリッドシステムの提案がなされますが、世代交代が進むと消えていきます。新世代の技術の将来を見通して大胆に乗り換えていくことも必要です。