偶然にインターネットで調べものをしていたら、伊勢白山道という方のブログを見つけ、拝見いたしました。
内容にとても興味を持ち、早速、代表的な著書である「内在神への道」という本を取り寄せ、読んでみました。伊勢 白山道さんの著書はたくさんあるのですが、タイトルの「内在神」という言葉がとても気に入り、読んでみたいと思ったのです。日頃、このブログでも「自己研鑽」、「自分磨き」ということをオススメしておりましたし、なんとなくではありますが、もし、神様という存在を説明するとすれば、それは自分の心にあるもの・・・と考えておりましたので、この本のタイトルになっている「内在神」という言葉が、まさにその事を指しているのではないかと考えたからです。
実際に本を読んでみると、私の予想よりもはるかに広く、大きな世界観について書かれており、しかも、これまで読んだ精神世界関連の本の中では、最も分かりやすく、内容も信頼性が高いと思えるものでした。特に同感できたのは、「日本は選ばれた特別な国である」という著者の理論についてでした。
私は特に国粋論者というわけではないのですが、これまでの歴史的な史実を省みると、日本という国の歴史がいかに稀有なものであるかを理解することができます。
また、地形的な特徴にもその特殊性が見られますし、海図、海溝、海流や生物体系においても特殊な場所であることが理解できます。たとえば、簡単な例を示すと、流氷の漂着する海と、広大なサンゴ礁の海を共有する国は、世界広しといえども日本しかありません。しかも黒潮という地球レベルで見ても強い生命エネルギーを持った海流に守られ、世界有数の深海である駿河湾、東京湾海底谷にそって巨大首都東京が反映しています。
歴史的にも、世界史で最も古い文明は?と聞かれれば、紀元前3500年頃のメソポタミア文明だといわれていますが、私の感性では、日本の歴史はそんなものではなく、1万5000年から2万年以上昔から培われているのではないだろうかという感覚を持っていました。もちろん、そのような史実は残っておりませんし、歴史の教科書を見てもそのようなことは書かれていません。でも、日本人なら誰でも、心の奥深くに、エジプト文明とか、メソポタミアとかインカ文明とか・・・そのような世界史よりももっと古い(古風なといったほうがいいか?)、どちらかというと神聖なイメージを持ってられるのではないでしょうか?
日本人が世界的に見て唯一無二の優れた民族である・・・というような、右翼的な発想で考えているのではなく、世界を知れば知るほど、日本人が持っているバランス感覚や、審美眼、和をもって尊しとする平和精神が、たかが2000年程度の歴史で培われたなどと信じられるでしょうか?私からすれば、その10倍の2万年くらいの精神修行、民族的な考え方の統一がなってはじめてここまで豊かな国になったのだと思えるのです。
しかし、私たちはその稀有なる国に生まれていながらも、その恩恵を世界人類のために十分にお返しができているのかといえば、その点では、全く合格点をいただけない状況なのではないかと思えるのです。例えば、先の東北大震災にて、福島原発の放射能関連問題が大きな事件となって全世界に知れ渡っておりますが、日本という国は、そもそも第二次世界大戦時の長崎・広島の原爆による唯一の被爆国でありながら原発に経済を支えられていたという異常な状況を続けていました。しかも日本の油田開発技術や原発開発技術は世界に輸出され、世界各国で利用されているのです。この事は、確かに今までの日本の経済成長に必要な国家プロジェクトだったのかもしれません。でも、現実に事故が起きてしまったのですよ。戦争ではなく、他国から爆弾を落とされたのでもなく、自国の原子力発電所が事故を起こしてしまったのです。
人間の生き方に例えれば、有害であるのが分かっていながら喫煙を続け、ついには、肺がんが発病してしまいました、しかも重症なんです・・・と言っているようなものです。もういい加減、自らの愚かさに気が付かなければなりません。そして、日本が新しいエネルギー開発に目覚め、新しい地球での人類の生活イメージを作り出していかなければなりません。唯一の被爆国、放射能の恐ろしさを身をもって体験している我々日本人の世界人類に対する義務ではないかと思うのです。
日本の自動車産業は、長い間、世界のトップシェアを占め、高品質と低価格、コンパクト性が評価され、日本と言えばトヨタだ、ホンダだといわれてきました。しかしその自動車産業も化石燃料の消費が地球温暖化に深刻なダメージを与えている現在、生まれ変わりが必須の状況となっています。その警鐘として数年前に大手自動車メーカー各社で、事業継続が危ぶまれるような大きなリコール事故が発生していました。電気自動車へのシフトが加速しはじめた矢先の事でした。大手自動車メーカーの経営者の方々は、日本経済界のトップという自負を持ち、ピンチをチャンスに転嫁し、電気自動車へのシフトを止めてはいけません。むしろ更なる新しい技術開発を進め、世界規模での新生活の基盤つくりにチャレンジしていただきたいと願う次第です。
私たちソフトウェア産業においても同様です。海外技術をベースにした商品開発もいいのですが、もうそろそろ、世界の教育現場で真に利用されるような技術、ハンデキャップを持つ方々に利用いただけるような技術、あるいは遠隔医療をより身近なものにする技術・・・そういったものに真剣に取り組んでいかなければ、結局は、すたれてしまう産業となるでしょう。
この本を読んでいると、そういった、内に秘めていながらも、つい日常の忙しさで忘れてしまうような事・・・実は真に目指していかなければならないことが自然と思い出されてくるのです。それが「内在神」なのです。是非、オススメしたい本です。



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