ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版
数学、アート、音楽、人工知能、認知科学、分子生物学...全く関係がなさそうなそれぞれの専門分野に、ある共通点があるのではないか、そのような思いによって書かれた大作である。
20周年記念版は分厚いハードカバー付きの豪華本であるが、もしこの本に興味を持たれるような知性と知識を持たれる方がいれば、必ずや永久保存版として愛読されることだろう。
とても広い範囲の分野に話題が広がっており、読破するには予備知識はもちろん、関連分野の調査を継続しながらでなければ理解は不可能。いや、一文だけを理解できたとしても、何度も読み返し、要約を作成し、他の段落との関連性を考察する事で、ようやく著者が言わんとしている事が浮かび上がってくる。
私はまだ2回目の読破に挑戦中だが、強い精神状態と明瞭な感覚が必要なため、毎日読めるような代物ではなく、何年もかかって噛み砕き、消化できるであろう難書である。


