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2010年3月アーカイブ

人を動かす 新装版 デール カーネギー著

 

あまりにも有名な本。新人社会人になったらまずは読まなくてはならない。というか、思春期を迎えた全ての方が読んでみて損がない本である。学ぶ事が非常に多いのだが、その内容があまりにも簡潔であり、しかしなかなかカーネギーが書くような理想に近づくには困難である事に気がつくだろう。

だが、良く考えてみればとても単純で当たり前の事が書かれているのだ。そして私も含めて、多くの社会人が満足に到達できていない境地が書かれている。自分自身が、自己満足という殻を脱し、人間として一流な人物であると他者から認められるにはどうしたら良いのか...そんな魅力的な話が満載の本である。是非読んでみてほしい。

D=カーネギー氏いわく、『経済的成功の15パーセントは専門的知識から生み出されるが、残りの85パーセントは「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、そして人々の熱意を引き出す能力」によるものとなる。』

人と接する際の基本的な原則を基に、自分が重要視され、評価されていると相手に感じさせるようなスキルを教示し、また、操られていると相手に感じさせないようにしながらつき合う基本的な手法にも重点を置いている。カーネギーは、誰かに自分が望むことをさせるには、状況を一度自分以外の視点に立って観察し、「他人の中に強い欲望を喚起させる」ことで可能になると述べている。

更に本書を通じて、相手に好かれる方法、自分の考え方に相手を引き込む方法、相手の感情を害することなく、あるいは恨みを買うことなくその人の考え方を変える方法を学ぶことができる。例えば、「他人にその考えが自分のものだと感じさせる」方法、そして「まず自分の失敗について語ってから他人を批判する」方法などが説明されている。

とても魅力的なテーマだ。

 

「やさしい」って、どういうこと?

スマナサーラ,アルボムッレ著

1945年スリランカで生まれ、13歳で出家得度。国立ケラニア大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、80年に国費留学生として来日。駒澤大学博士課程で道元の思想を研究。スリランカ上座仏教シャム派総本山アスギリヤ大寺にて日本大サンガ主任長老に任命される。06年、国内3カ所に戒壇を設立。現在、日本テーラワーダ仏教協会の長老として伝道と瞑想指導に従事している。

 

この本は、全ての方に読んでもらいたい。恐らく読まれた方それぞれに感じ方や捉え方が変化するであろう。しかし、人間が本来持っている「優しくされたい」という願望については、万人の興味が尽きる事は無いはずで、その優しさという「あいまいな」感情の正体を非常に分かりやすく解説している。

 

著者いわく『私たちは、やさしくされるのが大好きです。「やさしい人は嫌いです」という人は、一人もいません。人の好みは千差万別なのに、こと「やさしさ」に関しては、誰一人として反対しないのです。ところが「やさしさとは何ですか?」という質問には、誰もきちんと答えられません。そしていつも「やさしくしてもらえない」と嘆いているのです。これはとても不思議です。いったい「やさしさ」とは何なのでしょうか? どうしたら、やさしくしてもらえるのでしょうか? 仏教本来の教えを伝える初期仏教のスマナサーラ長老が、今まで誰も知らなかった「本当のやさしさ」について語ります。』...とても魅力的な内容である。人間不信に陥るような事があったり、悲しい事があったり、さみしいと感じた時には是非、この本を読んでもらいたい。

 

ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版

 

数学、アート、音楽、人工知能、認知科学、分子生物学...全く関係がなさそうなそれぞれの専門分野に、ある共通点があるのではないか、そのような思いによって書かれた大作である。

20周年記念版は分厚いハードカバー付きの豪華本であるが、もしこの本に興味を持たれるような知性と知識を持たれる方がいれば、必ずや永久保存版として愛読されることだろう。

とても広い範囲の分野に話題が広がっており、読破するには予備知識はもちろん、関連分野の調査を継続しながらでなければ理解は不可能。いや、一文だけを理解できたとしても、何度も読み返し、要約を作成し、他の段落との関連性を考察する事で、ようやく著者が言わんとしている事が浮かび上がってくる。

私はまだ2回目の読破に挑戦中だが、強い精神状態と明瞭な感覚が必要なため、毎日読めるような代物ではなく、何年もかかって噛み砕き、消化できるであろう難書である。

 

生声CD付き [対訳] オバマ演説集

 

この本(というかCD付)はとにかく一度は読んでみてほしい。

特に演説やスピーチをする機会のある方、プレゼンテーションを行う機会がある方は必読。

オバマ大統領の天性の才能がいかに凄いか良く理解できます。

なぜ、彼の演説が人の心を引き寄せるのか、そのテクニックは...?

あるいは彼自身の生き様や、考え方を深く理解するためにも見逃せない一冊です。

 

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